空前のサウナブーム「ととのう」とは一体どうゆうことなのか??
皆さんサウナはお好きですか?最近はサウナブームでサウナに関する色々な書籍や施設を目にすることが増えましたね!「ととのう」という言葉もよく耳にします。しかし一体どういう状態が「ととのう」なのか?サウナ素人の私には謎です。そこで、今回は健康科学的に見た「ととのう」と呼ばれる「サウナの効果」について熊本保健科学大学の教授である松原 誠仁さんにコラムをご提供いただきました。
健康コラム/「ととのう」サウナの効果
近年空前のサウナブームである。これまでは一部の愛好家が楽しんでいるイメージがあったが、若者や女性の間でも「健康に良い」というイメージが普及しているようである。
最近は「サ道」というサウナの漫画が人気になり始め、サウナの認知度が爆発的に向上した。さらに、ドラマ化されるとサウナブームを加速させることになる。加えて、「サウナイキタイ」というウェブサイトが誕生し、全国津々浦々サウナに関する色々な情報を容易に入手する事ができるようになった。
ここで、サウナによって得られるとされる「ととのう」事について考える。公益社団法人日本サウナ・スパ協会によると、1)自律神経を調整して血管強化 2)交代浴で自律神経の訓練とゆう実に興味深い効果がある事を報告している。
自律神経とは交感神経と副交感神経からなり、それぞれ「活動」と「休養」をバランス良く調整する機能がある。 サウナ・冷水浴・外気浴というサイクルを繰り返すと、交感神経と副交感神経が交互に活動する事になる。その際、血管の弛張と拡張が繰り返される。このような興奮とリラックスが混在する事を「ととのう」と表現していると考えられる。
温泉県である熊本県にはドラマ「サ道」の最終話で登場する「西の聖地」とされる施設がある。冷水浴を天然のミネラルウォーターでまかなう事ができるとは何とも贅沢な事である。
本格的な夏を前に、ウェブサイトでサウナに関する情報を手に入れ、天然のミネラルウォーターが利用される冷水浴を堪能し、「ととのう」を手に入れてみませんか?新たな世界が見えてくるかもしれませんよ。
出典:1)公益社団法人日本サウナ・スパ協会ホームページ
熊本保健科学大学 健康・スポーツ教育研究センター
教授 松原 誠仁
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